
大型多分割カルバートの多数実績から荷重によって大きく変形する隅角部に着目しコンクリート及び鉄筋の低減を図った経済的な新形状のカルバートです。
隅角部の形状を『直角から円弧形状』にすることにより部材への負荷を低減できる新構造のボックスカルバートです。
特徴

隅角部を円弧形状にすることにより『頂底板の端部モーメントが減少』します、この事により、外側のリング筋の径をサイズダウンする事が可能となり、1リング当たりの鉄筋量を10~40%程低減する事ができます。
隅角部を円弧形状にすることにより、『コンクリートの容積が減少』します、このことにより全体の重量が5~10%程度減少します。
内空の断面の容積は、従来の矩形と比較すると若干減少しますが、大きな減少とはなりません。以上から、『コスト面において10~30%程度削減可能』です。
また、顕著な性能としては『上載荷重に対して強い』カルバートとなります。
適応場所
- 大断面ボックスの現場打からの変更場所
矩形と比較してコスト面で優位。 - 大断面ボックスの新規設計
矩形と比較してコスト面で優位、鉄筋の簡素化ができる。 - 高土被りの場所
アーチカルバートよりコスト面で優位、荷重に強いのでスリム化できる。
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